研究開始〜論文投稿〜口頭発表までを振り返って

研究を初める→論文を投稿する→口頭発表する
この流れを初めて体験してなんかもう反省点がたっくさん出てきたのでメモメモ.
論文の書き方とか、書く上でのポイントとか、
思い出したら随時書き足してく.


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1.論文タイトルは究極の…

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研究をするということは、いつかはその研究成果を外へ発表する日が来る.
発表する方法はいくつかあるが,まずは論文という形で公開するのが一般的だ.

よい論文を書く上での重要なポイント...それは,論文タイトル.
ボスはいつも私たちにこう言う.


”論文タイトルは究極のsummaryである”

自分がした研究内容がタイトルに集約されなければいけない.
人が論文を読むとき,一番初めに見る場所はどこだろうか?

そう、タイトルである.

読み手は初めにタイトルを目にし、そして、いま手にしている論文に自分の興味があることについて書かれているのかを考える.
興味があれば読み手の目線は下へ下へと文字を追ってゆく.


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2.より強いメッセージを伝えるために

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これから込み入った内容について書かれた論文を見るとする.
イラストや写真が入ったものと,堅苦しい文章がひたすら綴られたもの

あなたならどちらの論文を読みたいと思うか?
読み切ったとして、後々記憶に残るのはどちらろうか?
より理解しやすいのはどっち?


私は経験上、前者の図解が盛り込まれた論文の方が読みやすいと感じる.
何か一つでも、その論文のミソとなる図解があるだけで、一気に筆者と研究についてのイメージを共有できる.



但し,たくさん図を入れれば良いというものでもない.的確なワンシーンを用意する必要がある.
そのためには、
普段から、自分が研究する上で行ってきたことを記録する習慣をつけよう.
写真、動画、走り書きのメモ…残せるものは出来る限り残した方が良い.
いざ論文を書こうとしたときに、手札がたくさんあると表現の幅がぐんと広がる.
またこれらの資料は、研究を振り返るための良き水先案内人にもなってくれるだろう.


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3.プレゼンテーション資料の作成時の心得

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論文の流れ(大凡):
 タイトル→概要→はじめに→関連研究(本論文の立ち位置を明確にする)→方法→分析/結果→考察→今後の課題/終わりに→参考文献

プレゼンテーション資料の流れ:
 タイトル→結果→(はじめに)→関連研究→方法→分析/結果→考察→今後の課題


プレゼンテーション資料をつくるとき、発表の途中で聞き手の興味を無くすようなものをつくってはいけない.
例えば、
 ・論文の流れ通り、教科書のような淡々としたスライドが続くもの
 ・文章がみっちり書かれていて、図が全く無い
さらに、スライドの方ばかり見て、資料に書かれている文章を読み上げているだけ…
なんて発表をしたら、真剣に聞いてくれる人はどんどん減っていくだろう.



聞き手の興味を無くすことなく、最後まで聴いてもらえるようなプレゼンにするためのポイント

  • タイトルを一番初めのスライド以外にも入れておく

  論文タイトルは究極のsummaryだ.下の方に小さく記述するだけでいい.
  タイトルが各スライドに表記されていることで、聞き手は論文の大意を常に意識して聞くことができる.
  聞き手が「何を言いたくて、今この説明をしてるのか?何がしたかったのか?」と思った時のヒントになる.

  • 伝えたいポイント1つに対して一枚のスライドにまとめよ

  聞き手はどんどん新しい情報を頭に入れていくが、最初から最後まで全部覚えていれる訳では無い.
  もし、1枚目のスライドで問題定義したとして、その分析結果や考察を3枚目以降まで出さなかったとしたら、
  聞き手の頭は覚えておかなければいけない情報が多すぎてスタックオーバーフローしてしまう.
  伝えたいポイントとその説明にあたる情報を一枚のスライドに集約して議論できるようにしよう.

  • イラストや図表を活用せよ

  文字だけのスライドを見て説明を聞く/パッと見て全体構造を理解できるイラストを見ながら説明を聞く
  どちらが頭に残りやすいか、想像したらわかるだろう.
  スライド資料を作成する時、妙に文字だらけになってきたら、一度、紙とペンを用意して絵に表してみよう.
  そしてまとまったものを解説図として資料に挿しこもう.
  これを行うことで、自分の中でも整理が出来ていざ発表するとき落ち着いて説明できる.
  本番、わかりやすい解説図と安定した説明を提供できるだろう.
 

  • 冗長性の無いよりスマートな資料にする

  一通りスライド資料をつくったら、それぞれのスライドにタイトルを付けてみよう.
  タイトルをなかなか決められなかったり、同じようなタイトルになってしまったら、
  内容が重複していたり、そもそも説明しなくても良いスライドを作成してしまっている可能性が高い.
  一つのスライドにまとめるか、非表示設定でスライド発表時に見えなくしたり、思い切って削除しよう.