僕とコードとブルーハワイ

omega (@equal_001) の日記

最近、仲良くしてもらっているお店さんで良い夫婦だねと言われることがある。
別にそれは良いのだけれども、良い奥さんだね〜と言われるとちょっとしんどい気持ちになる。

割と最初は周囲の空気を読んでニコニコしたり話を聞いたりと一歩引いた対応をしてしまうので、その姿を見て良い奥さんと多分言っているのだと思う。
そう言ってくれる彼らは40代前半〜50代で、「良い奥さん」像は話の端々からなんとなく想像できる。
けどその像を保ち続けるのは無理で、多分途中で気疲れして積極的にお店にいかなくなる。パートナーがいるので一緒に行くけど一人では多分いかないかな、という感じ。
その前に少しずつ自分を出して気を楽にしていきたいが、遂に40代後半の常連さんが「青春時代の初恋を思い出す」と言い始めたので経験上こうなると若干手遅れな感じがある。

何故か昔からそういう立ち位置になりがち、でも最初から素をだしてガハハハ!と笑うとかは性格上できないし変に目立ちたくない、そういうのは仲の良い友だち間だけで良いなとか思うので、多少しんどくなっても多分その像を演じ続けるのだと思う。
でも打開できる方法はまだあり、「意外な面もあるんですねパターン」や「実はこういう子だったのね!(いい意味で)パターン」に持っていければこちらの勝利である。
何故そんなに気を使うのかみたいなところは、一人っ子の片親で割と周囲に迷惑をかけないようにと気を使いながら生きてきた結果染み付いた性な感じがある。


割と似たような悩みを抱えている同性は多い。
どうしても年代が上の人が場を支配しやすいから、その人達の価値観に沿った会話や空気になっていく。
そうすると、空気をむやみに壊さないように、穏便に、みんな笑顔で楽しくしようとすると、年上の人達が生きてきた年代の女性が担う「役割」が自分に降り掛かってくる。
私みたいに、割とそれを察知して演じれてしまうタイプで、かつ本当の自分を偽ることに違和感を覚え始めた段階の人はどんどんしんどくなっていくと思う。

完全に振り切った人は、変に取り持つこともなくなりのびのびコミュニケーションをしている。
自分はまだそこまで振り切れてはいないが、自分の気力や時間を犠牲にしてまで昔のようにめちゃくちゃ気を使いまることはやめていて、それでウマが合うなら良し、駄目なら別にそこまでという感じに寄せはじめている。
その方がお互いにとって良いことだと思うし、長く続く良い関係でお店に居続けられると思っている。