僕とコードとブルーハワイ

omega (@equal_001) の日記

相談するのが苦手というのはかなり深刻な問題だと思っていて、自分もかなり相談できないタイプなのでわりとしんどい時がある。
自分も結構そういうの今もたまにしちゃうので、ただでさえ人より眠れない身体なのに睡眠時間削ったりして翌日おしまいになったりする。
頼れない環境で育った人は全部自分で解決しなきゃいけないと思い込み、頑張ってやるけどでも結局無理がたたったり全部できなくて潰れる、ということをしてしまいがち。自分もそうだったのでこれは結構根深い問題。

抱え込むタイプの人間は色々あるけど、それまで何も考えていないわけではなく、極度に周りの状況に”気付き”過ぎてダメになってる人が多いなと思う。
どんなことで相談できなくなるの?と聴かれることが多いので例をあげると、
相談しようにも周囲のリソースがパツパツというの知ってしまっているのでどうにもならないことが予測されるケース、相談先が醸し出す非言語情報から明らかにその人は機嫌が悪く、相談すると自尊心を傷つける言葉を言われた上に自己解決しろと投げられることが予測されるケース、相談すると状況が悪化する可能性があるケースなどがある。
だいたいは過去の体験に依存していて、私は未だに学生時代言われた「そんなこともわからないの?」「お前に任せるんじゃなかった」「1度教えたのにできないとか向いてないよ」という言葉をぶつけられるのでは、とぐるぐる脳内を駆け巡ったりする。更にその上に別の同僚とかから「あの人は飲み会で誰かのグチをいう」という情報が入ってきたらもう無理になる。
そういう体験を繰り返ししていくと心が内に閉じこもってしまう。


そういう経験が少ないか、はたまた運良く強い心を手に入れ乗り越えた人は、相談してくれたら良かったのに!もっと早く言ってよ!といったりする。
しかし、自分を含め相談するのが苦手な人の話を聞く限りでは根深い問題のことが多く、様々な条件が重なり言えなかったり心理的なストッパーによって言えないみたいなのがあったりする。
ホウレンソウはちゃんとしろは確かにそうだし言えない方が悪いんだけど、言えない原因を潰していくのも一苦労なので、すぐに変わるのは厳しいと個人的に思う。自分は相談するまでに言い方とか状況をどう伝えようとか考えるのに2時間かかることもあった。
トラウマと戦っている感じに近くて、相談したほうが良いかもというのも頭ではわかっているけど、どうしても手や口が動かない、ということもある。
これを抜け出すには、相談したら状況が良くなった!という成功体験を少しずつ積み重ねることが大事。


昔よりははるかに良くなったとはいえ、自分も未だにかなり改善に手こずっている側ではある。ゆえに自分は相談しやすい環境を作ってあげるのも大事と思って行動している。
よほどのお調子者相手でない限り色々自分で悩んだ末の相談という前提で接していて、気軽に相談できるように関係を構築していくのも仕事だと思うので、拾えるところは拾っていきたい。

相手が何も言わなかったから大丈夫だと思っていた、無反応だから何もわからなかった、気付かなかったというのは事実である一方無責任だとも思っていて、実は週報の内容に変化がなかったり更新頻度が落ちてたりチャットの書き込み量が減っていたりと小さいアラートが上がってたりする。
多分結局のところ日々のコミュニケーションが大事という話になりそう。
今はリモートワークが多く皆が孤立しやすいので、前よりも気持ち多めに今どんな感じ?と聴いてみたり、隔週で雑談枠を作ってみたりすると良いと思う。
いつも何気ない会話で把握できてた相手の状況をどう可視化するのかは今の時代ちゃんと考えないといけないし、伝える側もアラートを拾ってもらえるように情報発信の工夫をしていく必要がある。

そしていちばん大事なことは、どんな相談でも一緒に考えたり、基本的には無知なことは悪いことではないしこれから覚えれば良いというスタンスで接していくことだと思っている。
そんなこともしてあげないといけないの?と思う人はそういう人とだけつるめばいいと思うけど、できる人を増やさないと全体のパフォーマンスが上がらないことを理解していないか、教えるスキルがない人や単純に面倒臭がっている人が誰かに責務を押し付けているだけに過ぎないのでそれも問題だったりする。
本当に苦手ならそういう責務がないような少数精鋭の会社とかチームに所属するという手があるが、大体の人は得手不得手があり万能な人など居ないので、他者と謙虚に接していく姿勢を常に持ち続ける必要が誰にでもある。