一期一会の家族
今年はパートナーと一緒にお気に入りのフレンチ料理屋さんでディナーをしてそのまま年越しをした。
今年はネットで紅白が見れるようになっていたので曲をずっと流していて、シェフや常連さん達と計5人でひたすら酒盛りをしていた。
NHKの番組では特定の商標名を出してはいけないルールがあるので香水はどうなるか?と気になっていたけど無事に「ドルチェ&ガッバーナ」と歌えていたので安心(?)した。NHKのOK/NGの基準はよくわからない。
このお店は料理もお酒も雰囲気も良く、フレンチだけど夜の深い時間になるとシェフの気まぐれで日本酒や炙ったエイヒレが出てくる。最高。
今日は大晦日ということでシェフのご厚意で甘海老の刺身と海老の出汁から作った味噌汁と年越しうどんが出てきて、2021年最高のスタートを切れた感じだった。
シェフが「このあたりも除夜の鐘が聞こえるんだよ!」というのでみんなで外に出て0:00を迎えたけど何も聴こえなくて変な感じになり、めちゃくちゃ寒い中路上で新年の挨拶を言い合う謎の集団になった。
常連さん達は今年はコロナで地元に帰れなくて年末年始どう過ごすかみたいなの悩んでいて、でもこういう年越しも悪くない、楽しいねとワイワイできて個人的にはとても良い年末年始だった。
思い返すと大晦日に外食するのが初めてで、親族やパートナー以外と年越しをしたのも初だったのでちょっと少し不思議な感じになった。
年越しは家族と過ごすイベントだという刷り込みがあるせいなのか、今日まるで親友と会話してるみたいに気を使わずに過ごせたからなのかはわからないけど、まだ数回しか会っていない彼らがなんだか兄弟や親戚みたいに思えた。不思議な感覚。
血の繋がりや婚姻関係が無くてもファミリーというものは作られるのだな、とふと感じた日だった。