僕とコードとブルーハワイ

omega (@equal_001) の日記

10年目

10代最後の日に東日本大震災が発生したので、震災と共に成長している感覚がある。

あれから1年か、20代になってもそんなに中身は変わらんもんだな。
5年経ったか、四捨五入したら三十路だな。
10年か、長いようで短かったかもしれない。

みたいに、この時期になると自分と震災について振り返る癖がついている。

あと毎年思い出すのは、
震災当日に山の上にあった母校の大学にいたから最初の揺れに気付かなったけどエレベータが停止してたので警備員さんに理由を聴いてみたら「さっき大きく揺れたからじゃないかねぇ」「え、全く気付かなかったです」というのんきな会話をしていたこと。
その後すぐに車で下山してちょうど赤信号で停止してたらめちゃくちゃ揺れて怪我してないか心配になって親に電話したこと。
次の日誕生日祝いで行った中華料理屋で葬式みたいな空気でフカヒレを食べてたこと、流石に本当にこの状況でお店に行くのか?と気にしてたけど親が「行くよ!」って言ってくれたこと。
テレビでずっと同じ放送が流れていてそれをずっと眺めていたこと。

震災後4年目くらいの時に東北へバイクツーリングしに行った後は、区画のブロックの名残と綺麗に土砂が積上げられているという見慣れない風景や、一本松とか最後まで避難勧告出してた人がいた建物、川沿いに並んでいたプレハブ、気仙沼復興マルシェという飲食店が集まったプレハブの中に物凄く個性が強いカードショップがあったところとか、そういうのを思い出す。

震災が起きた最初の1年は贅沢なことしちゃいけないみたいな空気が流れていて、戦後の日本みたいですごーく生きづらかった感じがあったけど、まずは自分が幸せにならないと今見ている自分の世界も幸せにならないという強固な信念を持っているので、どう見られようが徹底的にいつも通り経済を回す側に立っていたな。
東北バイクツーリングも、金にも食料にもならん千羽鶴折るなら現地へ行って美味しいものたらふく食べて金を落とすほうが何億倍も良いという考えのもとだった。
祈りや人を思う気持ちは大事だが、他人のことを思いやったり、思いやりの気持ちを笑顔で受け取るためには、安定した環境と精神がなければできない。


というわけで、本日は実家から送られてきた誕生日プレゼントのタラバ蟹を食べました。美味しい!!!
今年は既に毛蟹、ズワイ蟹、タラバ蟹を食したので、残りの数ヶ月で花咲蟹、上海蟹ワタリガニあたりをクリアしていきたい。
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明日も明後日も明々後日もずっと美味しいもの食べて生きてくぞ。